こんにちは!

山口県下関市稗田中町にあります、自在な整骨院です!

前回は高血糖とがんの関係性についてお話ししました。

今回は予防法をお伝えしていきます!

予防には生活習慣の改善を

生活習慣の面でも、高血糖とがんには共通する要因がいくつかあります。とくに注目されているのは「肥満、運動不足、喫煙」の3つです。 

(1) 肥満はなぜいけないのか

脂肪組織が増えると、TNF-αなどの抗インスリン物質の分泌量が多くなり、インスリンの働きが低下します(インスリン抵抗性の状態)。するとすい臓はインスリンを増産し、血液中のインスリン濃度が高くなります(高インスリン血症の状態)。その結果、糖尿病を招き、先ほど紹介したメカニズムによって、がんも発症しやすくなります。

肥満が解消されると、インスリンの働きも改善され、分泌量も適正になることがわかっています。糖尿病とがんの予防のために、肥満を放置せず、食生活(食事の種類や量など)を見直しましょう。

(2) 運動不足はなぜいけないのか

すい臓から分泌されたインスリンは、筋肉などにあるインスリン・レセプター(受容体)に取り込まれることで、ブドウ糖をエネルギーに変えます。運動不足になると筋肉量が減るため、筋肉中のインスリン・レセプターも少なくなり、インスリンが体内にあふれる状態になります(高インスリン血症)。

その結果、(1)と同様に糖尿病とがんを発症しやすくなります。筋肉量は中高年になるほど低下しやすいので、血糖値が高めの人は定期的な運動を続けることが大切です(血圧が高い人は、運動を始める前に医師に相談してください)。

(3) 喫煙はなぜいけないのか

喫煙が、肺がんなど多くのがんに関係していることは、よく知られています。一方、糖尿病との関係については不明な点が多かったのですが、最近の研究から、喫煙はインスリンの働きを低下させ、糖尿病を発症するリスクを高める要因となることがわかってきています。

また喫煙は、糖尿病を悪化させ、網膜症や神経障害などの合併症のリスクも高めるので、血糖値が高めの人は禁煙を心がけましょう。

自在な整骨院はりきゅう院

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