こんにちは!

山口県下関市稗田中町にあります、自在な整骨院です!

前回は心筋梗塞が起こる原因をお話ししました!

今回はその予防法についてお話しします。

予防効果が注目される栄養素

私たち日本人の栄養の指針となる「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)が、2005年に改定されました。そのなかで、今まで以上に多く摂取すべきものとして、次の4つが選ばれています。 

  • カルシウム
  • カリウム
  • 食物繊維
  • n-3系脂肪酸(DHA、EPA)

実はこの4つ、いずれも心筋梗塞の予防に重要な栄養素なのです。

例えばカルシウムは、心臓の筋肉(心筋)を動かすのに欠かせません。体内のカルシウムが不足すると、心臓を動かすために骨からカルシウムがうばわれ、その結果、血液中のカルシウム・バランスがくずれて血栓ができやすくなります。

次のカリウムは、ナトリウムと一緒になって心臓の筋肉を動かす電気信号を生み出し、心臓の働きを調節する栄養素です。総じて日本人はナトリウム(塩分)を多くとるため、カリウムとのバランスがくずれると、心臓の動きに悪影響を与えかねません。

従来の「日本人の食事摂取基準」では、カリウムの基準量は1日2000mgとされ、多くの人がこの数値を満たしていました。しかし2005年の改定では、1日3500mgへと大幅に増量されました。これほどカリウムが重視されたのは、初めてのことです。

3つ目の食物繊維は、最近の研究から心筋梗塞のきっかけとなる血管の炎症を抑える効果が報告されています。体内で炎症などが起こると、C-反応性タンパク質(CRP)が増加することから、CRPは心筋梗塞や動脈硬化のマーカーとして注目されています。食物繊維をたくさんとる人はCRP濃度が低く、それだけ心筋梗塞のリスクも低下します。

DHAとEPAは脂肪酸の一種で、血小板が集まるのを防いだり、血液の粘りをやわらげる働きをもっています。心筋梗塞は、血管内にできる傷に血小板などが集まり、血栓をつくることから起こります。また、血液がドロドロ状態であるほど、起こりやすくなります。DHAとEPAは、まさにその2つの悪条件を緩和する働きをするのです。

この調査から、日本人の場合にも「魚を多く食べると心筋梗塞の予防効果がある」ことと、「その主役がDHAとEPAである可能性が高い」ことが判明したのです。

これら4つの栄養素が、心筋梗塞の予防には非常に大切であることを知っておきましょう。

自在な整骨院はりきゅう院

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